「もう駄目だ 俺達はもうおしまいだ」
「うるせえ!! 馬鹿野郎!!」
「もう禁止制限リストの更新なんかいやだ!! もう限界だ!
M10ルールも、ミスチューもANTを見捨てやがった!!」
「何いってんだおめえは。
《親身の教示者/Personal Tutor》もあるし
《Lim-Dul’s Vault》もあるぞ。」
「俺は帰る!!もういやだ!!」
「どこに行く気だ? おまえの墓穴はここだぞ。
墓標はこのイカれたフォーマット
墓碑銘はかの悪名高いレガシーだ。
碑文にはこう・・だ
“すごく格好良いりょーちんが悪いANTをやっつけて、
すごく格好良くここに眠る”
だが、おまえのせい・・で変わっちまう
おまえがメソメソしてるから
”ヘタレのテンポデッキ使いりょーちん
恥を忍んでRockを捨てながら、カッコよくANTに勝ち逃げされる”
冗談じゃねえ
おまえには無理やりにでもカッチョ良く死んでもらうぞ!!
好き好んで、ライフ払って、好き好んで2キルやってんだろが!!
おいANT!!
だったら好き好んで戦って、《むかつき/Ad Nauseam》Bannedまで戦って死ねや!!」
馬鹿野郎。
勘違いしないで欲しい。
俺はANTを嫌いだと言った事なんて無い。
「最強」だとは何度も言った。
その強さに、惹かれていた。
だから、勝ちたかった。
倒したかった。
俺がボードデッキを捨ててテンポで良い成績を残せたのも
全部ANTを倒せるという情熱一つで練習したからだ。
それでも勝てなかった。
チューンアップされたANTは、「青に有利」とさえ言われるものになった。
コイツを倒したい。
そう思って、あと一歩まで踏みよってきた。
勝手に勝ち逃げすんじゃねえよ。
馬鹿野郎。
コメント
なあ…
そうだろ 松ッ!!
栄枯盛衰、諸行無常、さもありなんや。