やっほう週の頭から定時上がりだ。
そんな平和な5月ももう終わり。そして悪夢の6月が始まる…
と、その前に。
今年に入ってからずっと筆不精だったので、たまには連続で頑張ろう。
構築論やプレイング論は上手い人に任せとこう。
BGWが勝てない環境では語る価値もないと自覚していますので。
さて、自棄になるのは置いといて、SCG Open Nashvilleの結果を見てみましょう。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2012-05-27&end_date=2012-05-27&event_ID=20&start_num=25&start_num=0&limit=25
①王者Sneak and Show
優勝含めてBest8にSneak and Showが3名。
Progenitusは0枚で、エムラが12枚、グリセルブランドが11枚。
早くも定番化している様子。
そのブッぱなし構成を支えるかのように、MisdirectionやIntutionといった
好き嫌いの別れるカードがメインから大目に取られているのも今後の標準となるでしょうか。
サイドボードは全員が白力線を4枚採用。
アンチ・コンボデッキの筆頭であるHymn系デッキとUR Burnに対して効果的なので、今回活躍しなかったとしても、今後SNTが存在感を増せば増すほどに必要になってくるカードです。
因みに僕がhymn系デッキを組む時に必ずNature’s Claimを3枚入れるのはコイツを処理する為に他なりません。
それほどまでに危険な組み合わせなのです。カウンターに強いコンボと白力線は。
②Dredge
Gerry Thompsonはドレッジを操り2位に輝く。
本当に強いプレイヤーはデッキ選択も強い。
Careful StudyとFaithless Lootingを8枚搭載した事で、サイドインしたカードも探しやすそう。
サイドに取られた3枚のNature’s Claimと2枚のChain od Vaporは力線を意識した結果か?(この場合は枚数逆でもいいのでは?と思いますが。)
③UW Miracle Top Control
皆が試行錯誤しているであろう青白奇跡独楽コントロール。
…サイドが混ざってて大変見難いですね…しかも全部で67枚しかない。
多分抜けているのは土地。見えてるだけでは20枚しかない。
終末が1枚差しなのもよくわからないし(枚数ミス?)、これ以上語る意味がない。
④Maverick
Best8には4位に1名のみ。
Best16に伸ばしても2名。SnTに相当いたぶられた様子。
4位のレシピでは、珍しくQPMが3枚と多めで石鍛冶は最早居場所なし。
母・教主・騎士の4-4-4で12枚という減らす理由がない連中を中心に、
Avenを2枚、Oozeを2枚。そしてこれも定番になったサリアが3枚。
1差しされているのはScryb RangerとUlvenwald Tracker、Gaddockの3種のみだが
GSZは相変わらず4枚。
妙なトリックなしの超シンプルな白緑ビートであり、無駄に選択肢を増やさなくても、適切に選び抜かれた相棒を持つGSZが強いということの証左でしょう。
ちなみにサイドはかなり特徴的で、
4枚目のサリア、対同型用のリンヴァーラ&ギデオンが採用されているほか、Maze of Ith、Bojuka Bogに加えてKotRから引っ張るものとして2枚目のkarakasが採用されています。
これをやられるとReanimaterは非常に厳しい物があります。
なんせKarakas1回目は甘んじて受けてハゲ天で破壊、という所から仕掛けていくのが基本的な動きになるので、2枚目への対処法は基本的にない。
無論、被覆生物を吊り上げるというのが単純な答えではありますが、サイズだけの生物で対Maverickを押し切るのは中々難しい。
話は戻って、これらをサイドに回してでもメインから魂の洞窟2、不毛の大地4を取っており、上記のとおりサリア&Avenと、中々Mana Denial色の濃い構成に見えます。
⑤RUG Delver
紹介が遅れましたが旧時代からの王者が御到着です。
6位と9位のレシピは非常に似ているが、どちらも
・Delver/Mongoose/Tarmogoyfが4-4-4=12の鉄板クロック
・FoWが3枚
・SnareとPierceが計6枚。(一人は3-3,もう一人は2-4)
・追加火力枠にFolked Boltを2-3枚。
・Thought Scourを2枚搭載。
見ていて安心できる構成ではありますし、Pierceを4枚メインに取る事は中々の英断だと思いますが、もう一工夫新環境へのサジェスチョンが窺える構成を期待していただけに少し残念。
⑥Esper Spirit Blade
特に面白い事も何もないLingering Blade。
強いて言えば2枚目の十手が挙げられますが、最早《市長の塔/Tower of the Magistrate》をメインに積んでいる事が時代遅れと言わざるを得ないでしょう。
戦うべき相手を見誤ったか、それとも居たらしかたないと切った相手がここまで隆盛するとは読めなかったのか。
因みにBest16に石鍛冶は8枚。
一つの時代が終わるのか、それとも忌々しい2UのNecropotenceと3RのDrain Life X=7+15が裁かれる時まで、雌伏の時を過ごすのか。
⑦その他
16位と26位にReanimater。
前者はGriselbrandとJin Gitaxiasが1-1の生物7枚、後者は2-1の生物8枚構成。へぇ。
付け加えると前者は釣竿9本、後者は11本。これもへぇ。
釣竿9は少ないなと思いつつ、標準よりやや多めの思考囲い3枚や、
土地はたっぷり島4・沼2の18枚。
サイドには強迫も3枚追加されており、4枚準備したSnTがとても強く感じられる。
14位にDeedstill
メインはまぁそれなりにありがちな。
Liliana of The Veilを3枚取っているのは珍しい。
あとサイドに《従者/Squire》
はっきり言ってこういう事する人は個人的に好きじゃない。
でも勝ってるじゃんとかそういうのは置いといて、感情的に。
お前もチームレガシーでBrion Stoutarmをサイドに入れてただろう、って?
きらめく願いからBrionでKotR2体ブン投げて、Moatの向こうにいる人を粉砕したり、Progenitusとのダメージレースを制したんだからちゃんと活躍したんじゃない?
物は試しだよ。試せる限りにおいては。
15位にはElves!
サイドに仕込まれた迫撃鞘等、所々に独自のセンスを感じる構成。
19位にはカルドーサ・MUD。
全体を通して、まぁSnTが多いこと多いこと。
書いてないですが、9位以下にもまだいます。
「ぐりせるぶらんどつよすぎる!きんし!」
という事ではなく、強いものと新しいものが好きな人がこぞって使用した結果、母数が大きくなったと見るべきでしょう。
そして対抗馬としての青。
墓地対策への意識が少しでも薄れると容赦なくそいつらを食い散らかしに来るDredge。
マナ否定戦略を強化して生き残った、それでも1人しか生き残らなかったGW。
遂にレガシーにおいてメタゲームらしいメタゲームの渦が回り出すのか。
不慣れなプレイヤー達を置き去りにしてその速度は加速していく。
それとも、放火魔と化した着火剤に断罪が下り、平和でうんざりするGWとRUG(あれ…Bは…?)の先手ゲー世界へと帰るのか。
…停滞した環境に風穴が空く瞬間というのは、例えそれが望まれざるものであったとしても、心躍るものですね。
そんな平和な5月ももう終わり。そして悪夢の6月が始まる…
と、その前に。
今年に入ってからずっと筆不精だったので、たまには連続で頑張ろう。
構築論やプレイング論は上手い人に任せとこう。
BGWが勝てない環境では語る価値もないと自覚していますので。
さて、自棄になるのは置いといて、SCG Open Nashvilleの結果を見てみましょう。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?&start_date=2012-05-27&end_date=2012-05-27&event_ID=20&start_num=25&start_num=0&limit=25
①王者Sneak and Show
優勝含めてBest8にSneak and Showが3名。
Progenitusは0枚で、エムラが12枚、グリセルブランドが11枚。
早くも定番化している様子。
そのブッぱなし構成を支えるかのように、MisdirectionやIntutionといった
好き嫌いの別れるカードがメインから大目に取られているのも今後の標準となるでしょうか。
サイドボードは全員が白力線を4枚採用。
アンチ・コンボデッキの筆頭であるHymn系デッキとUR Burnに対して効果的なので、今回活躍しなかったとしても、今後SNTが存在感を増せば増すほどに必要になってくるカードです。
因みに僕がhymn系デッキを組む時に必ずNature’s Claimを3枚入れるのはコイツを処理する為に他なりません。
それほどまでに危険な組み合わせなのです。カウンターに強いコンボと白力線は。
②Dredge
Gerry Thompsonはドレッジを操り2位に輝く。
本当に強いプレイヤーはデッキ選択も強い。
Careful StudyとFaithless Lootingを8枚搭載した事で、サイドインしたカードも探しやすそう。
サイドに取られた3枚のNature’s Claimと2枚のChain od Vaporは力線を意識した結果か?(この場合は枚数逆でもいいのでは?と思いますが。)
③UW Miracle Top Control
皆が試行錯誤しているであろう青白奇跡独楽コントロール。
…サイドが混ざってて大変見難いですね…しかも全部で67枚しかない。
多分抜けているのは土地。見えてるだけでは20枚しかない。
終末が1枚差しなのもよくわからないし(枚数ミス?)、これ以上語る意味がない。
④Maverick
Best8には4位に1名のみ。
Best16に伸ばしても2名。SnTに相当いたぶられた様子。
4位のレシピでは、珍しくQPMが3枚と多めで石鍛冶は最早居場所なし。
母・教主・騎士の4-4-4で12枚という減らす理由がない連中を中心に、
Avenを2枚、Oozeを2枚。そしてこれも定番になったサリアが3枚。
1差しされているのはScryb RangerとUlvenwald Tracker、Gaddockの3種のみだが
GSZは相変わらず4枚。
妙なトリックなしの超シンプルな白緑ビートであり、無駄に選択肢を増やさなくても、適切に選び抜かれた相棒を持つGSZが強いということの証左でしょう。
ちなみにサイドはかなり特徴的で、
4枚目のサリア、対同型用のリンヴァーラ&ギデオンが採用されているほか、Maze of Ith、Bojuka Bogに加えてKotRから引っ張るものとして2枚目のkarakasが採用されています。
これをやられるとReanimaterは非常に厳しい物があります。
なんせKarakas1回目は甘んじて受けてハゲ天で破壊、という所から仕掛けていくのが基本的な動きになるので、2枚目への対処法は基本的にない。
無論、被覆生物を吊り上げるというのが単純な答えではありますが、サイズだけの生物で対Maverickを押し切るのは中々難しい。
話は戻って、これらをサイドに回してでもメインから魂の洞窟2、不毛の大地4を取っており、上記のとおりサリア&Avenと、中々Mana Denial色の濃い構成に見えます。
⑤RUG Delver
紹介が遅れましたが旧時代からの王者が御到着です。
6位と9位のレシピは非常に似ているが、どちらも
・Delver/Mongoose/Tarmogoyfが4-4-4=12の鉄板クロック
・FoWが3枚
・SnareとPierceが計6枚。(一人は3-3,もう一人は2-4)
・追加火力枠にFolked Boltを2-3枚。
・Thought Scourを2枚搭載。
見ていて安心できる構成ではありますし、Pierceを4枚メインに取る事は中々の英断だと思いますが、もう一工夫新環境へのサジェスチョンが窺える構成を期待していただけに少し残念。
⑥Esper Spirit Blade
特に面白い事も何もないLingering Blade。
強いて言えば2枚目の十手が挙げられますが、最早《市長の塔/Tower of the Magistrate》をメインに積んでいる事が時代遅れと言わざるを得ないでしょう。
戦うべき相手を見誤ったか、それとも居たらしかたないと切った相手がここまで隆盛するとは読めなかったのか。
因みにBest16に石鍛冶は8枚。
一つの時代が終わるのか、それとも忌々しい2UのNecropotenceと3RのDrain Life X=7+15が裁かれる時まで、雌伏の時を過ごすのか。
⑦その他
16位と26位にReanimater。
前者はGriselbrandとJin Gitaxiasが1-1の生物7枚、後者は2-1の生物8枚構成。へぇ。
付け加えると前者は釣竿9本、後者は11本。これもへぇ。
釣竿9は少ないなと思いつつ、標準よりやや多めの思考囲い3枚や、
土地はたっぷり島4・沼2の18枚。
サイドには強迫も3枚追加されており、4枚準備したSnTがとても強く感じられる。
14位にDeedstill
メインはまぁそれなりにありがちな。
Liliana of The Veilを3枚取っているのは珍しい。
あとサイドに《従者/Squire》
はっきり言ってこういう事する人は個人的に好きじゃない。
でも勝ってるじゃんとかそういうのは置いといて、感情的に。
お前もチームレガシーでBrion Stoutarmをサイドに入れてただろう、って?
きらめく願いからBrionでKotR2体ブン投げて、Moatの向こうにいる人を粉砕したり、Progenitusとのダメージレースを制したんだからちゃんと活躍したんじゃない?
物は試しだよ。試せる限りにおいては。
15位にはElves!
サイドに仕込まれた迫撃鞘等、所々に独自のセンスを感じる構成。
19位にはカルドーサ・MUD。
全体を通して、まぁSnTが多いこと多いこと。
書いてないですが、9位以下にもまだいます。
「ぐりせるぶらんどつよすぎる!きんし!」
という事ではなく、強いものと新しいものが好きな人がこぞって使用した結果、母数が大きくなったと見るべきでしょう。
そして対抗馬としての青。
墓地対策への意識が少しでも薄れると容赦なくそいつらを食い散らかしに来るDredge。
マナ否定戦略を強化して生き残った、それでも1人しか生き残らなかったGW。
遂にレガシーにおいてメタゲームらしいメタゲームの渦が回り出すのか。
不慣れなプレイヤー達を置き去りにしてその速度は加速していく。
それとも、放火魔と化した着火剤に断罪が下り、平和でうんざりするGWとRUG(あれ…Bは…?)の先手ゲー世界へと帰るのか。
…停滞した環境に風穴が空く瞬間というのは、例えそれが望まれざるものであったとしても、心躍るものですね。
コメント
完璧に定着しそうな勢いですね
グリセルの除去耐性に関しても強引にミスディレ引いてくるプランのようだし、厄介ですね。
ただ見たところ多重契約狙いのhiveが全く居ないのでサイドプランは練りやすい気も。
maverickのサイドにある2枚目karakasもかなり良さそうですね
クリーチャー主体になっているSnTにも良さそうです!
一過性の流行りに見えなくもないですが、矢張りProgenはSneakルートで弱いという明確な欠点があったので…
Hivemindが増えない限りはHumilityで完全に沈黙するので、逆に言えばHiveを使う人や、謙虚コントロールを使う人が増えて更に生物が息をしない環境になりそうな。全ての人が合理的な判断をするのであれば、ですが。
2枚目のKarakasは相当リアニ殺し。入れるならメインの方が好みです。
サイド後はどうせ針でコールされるか、FoWに守られたスフィンクスが突っ込んでくるだけのゲームになるので。
ちなみにSnTだとBlood Moonですべてがおじゃんになるのでご注意を。