横浜がリアルワンチャンになってきた。
本当に直前まで参加可否を見極める必要が。
で、それはおいといてまだまだ頑張る海外レガシー大会雑感記。
今回はSCG Open コロンバスから。
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/deckshow.php?start_date=2012-06-03&end_date=2012-06-03&event_ID=20
先ずはベスト8から。
①RUG Delver
コンボが元気だと彼らも元気。そんなRUGが2名。
一人はシンプルな4-4-4クロックにSpell Pierce4枚搭載。
サイドのSubmerge4がMaverickへのささやかな抵抗か。
また、1枚だけとはいえSnTを意識したGilded Drakeの採用が光る。
もう一人は、いわゆる「ごちゃごちゃ系RUG」
Goyf 3にooze 1、FoWは3枚でSnare/Pierceが2-2、サイドはほぼハイランダー。
上の一人と大きく異なるのは、最近減らされつつあるStifle4枚構成。
奇跡スペルとグリセルブランドを睨んだ選択肢か。
②One-Land Belcher
サイドボードは島15枚。(挨拶)
せめてウィッシュボードだけでも積んでくれよ…という1名。
とは言え、前向きに考えるならば、前回書いた通りベルチャーは
コンボ対決で速度勝ち出来るぶっぱデッキということで決して弱くはない。
針がサイドに取られるケースが増えたのは向かい風ながら、Pierceキープした後手デッキなら即座に殺せる超ブッパ構成。
サイドからのコンボ対策意識がSNTとドレッジに傾いたのはわずかに僥倖か。
…まぁ、あまり深く考察する必要もないでしょうけども。
③UR Delver
RUGから離れて入賞者1名。
URはFoWを減らすケースが多い中、しっかりとFoW*3、Daze*2、Pierce*3を搭載している。
代わりにPoP等のピーキーな火力が減らされ、固定クロックでの削り切りを意識したカタ目の構成に。
サイドのGilded Drake*2がやはり目を引く。
④青白奇跡
増加するかと思いきや、こちらも1名。
かねてから「StP4+Terminusは無駄が多い」と感じていましたが、このデッキではStPを3にして寧ろTerminusを4枚に。
ガドック&マザーGGの危険性がより高くなっているのではないかと心配になります。
代わりに追加されているのは、奇跡Wでパーマネントをトップに戻すBanishing Strokeが2枚、そしてガン積みされた3枚の奇跡Time Walkと同じく3枚のEntreat The Angels。
サイドに追加のピン除去はなく…
うん、やっぱこれガドックGG過ぎるよ…
⑤《超起源/Hypergenesis》
待機ィィィィィィィ(挨拶)
早くもプレインチェイス12から、1GU Cascadeの熊さんが投入。
使ったことがある人ならわかると思いますが、今までの3マナCascadeは
・対象の生物がいないと撃てない
・1UWなのでSpirit Guideの恩恵を受けられない
ものを投入しないと枚数が足りなかったので、コイツはそれらを全て解消しつつFoWの餌にもなる素晴らしいマスターピースなのです。
更に禍々しいのは、
・Maelstrom Wonderer(8マナ Cascade,Cascade+自軍All速攻)
・FoWとMisdirection合計8枚
・SnTからのグリセルエムラProgenモードも当然あるよ!
というぶっぱ of The ぶっぱ。
もう好きにしてくれ。
⑥Sneak Show
かなり意識されたらしく、Best8には1名のみ。
メインに特筆すべき点はないが、サイド後Griselbrandに意識が集中する裏をかいてSnT-Progenitusという基本戦術に立ち返るプラン。
また、サイドの力線シリーズは全て解雇され、ドレッジ憎しのRelic4枚、Echoing Truth等の汎用スペルに変更されているのが興味深い。
⑦MUD
メインは割とノーマルな構成。
強いて言えば3枚のWormcoil Engineと同じく3枚のSundering Titanが特徴的か。
サイドには4枚のRevoker、3枚の罠の橋、2枚のDuplicantが搭載され、これでもかというくらいSnTをメタった形に。
基本的にクロックパーミに強いので、流行を真っ向から食う形になった。
ということで、ここまでがBest8.
皆さん気づきましたか?
とうとうBest8からStoneforge Mysticの姿が完全に消えました。
時代は代わるものですね。
以下、9位以下を適当にピックアップ。
9位 Maverick
Fauna Shaman搭載型とは言え、サーチ対象らしきものはリンヴァーラ位。
あとはメインに1枚のTerravoreがプロテクション貫通要員だったり、
サイドに追加のリンヴァーラとギデオンを積んでいたりと、かなりの同型メタ。
皮肉なことに勝ち残れば勝ち残るほど狙った相手の姿は消えて行ったことだろう。
因みに16位にもMaverickがいるが、こちらは対SNT要因として《平和の番人/Peacekeeper》をメイン1枚差し。
11位 Dredge
ゲイリートンプソンは連続でドレッジ。
「8-Careful Study」構成。相変わらずメインにReturn用フィニッシャー不在。
グリセルブランドを入れ忘れていた訳ではなかったらしい。
12位 Merfolk
コンボが増えてGWが死ぬなら俺たちの時代だ!
そんな魚たちは未来から来たらしく、メイン4枚のChalice of The Voilが怪しく輝く。
魂の洞窟を採用して不毛を減量しているが、これはあまり合理的でない気がします…がどうなんでしょうね。
14位 B/W Blade
Chrome MoxからThaliaを狙える形。
とは言え、1マナハンデスは審問3枚、Mother無しと、あまりに初動が薄すぎるきらいがある。
Lingering Souls+Tombstalkerの組み合わせは嫌いじゃないが、サイドの万力鎖、メイン3枚の妄信的迫害等、メタを読み損ねた感が尋常じゃない。
15位 Reanimator
釣るものは全て1枚差の8種類で、テラストドン、リバイアサン等、相当Karakasに御立腹の様子。
Exhumeを減量してAnimate Deadを4枚積むのなら、SnTと友情コンボを決める為にハンデスは追加すべきだった筈。
土地を16ではなく17枚入れているのは正しい。
が、2マナの釣竿を増やすのであれば18枚入れても良いだろう。
サイドにSNTを取るのならなおさら。
と、いうことでコンボデッキはひたすら前のめりになり、対抗馬足りえるのは現状強靭なクロックとカウンターを有するRUGのみといった様相。
強豪プレイヤーが「だったら俺もコンボだ!」という鞍替えを見せる今、もはや半月後の審判を待つまでもない…のか?
コメント
以前から楽しく拝読させていただいておりました。
勝手ながらリンクさせて頂きました。
それでは失礼します。
こちらこそ、大して中身もないブログではございますが宜しくお願いします。