Cascade of Jund Bloodbraids!
2013年1月14日 MTG【レガシー】 コメント (7)地獄の決算週終了記念。
連日終電→朝4時まで→翌朝土曜も通常通り→終電でようやく終わり。死ぬ。
ということで華々しい活躍を残しているレガシー版ジャンドの考察。
・何故ジャンドなのか?
ジャンド続唱と言えばかつてスタンダードで猛威を振るったアーキタイプ。
もっさりとした動きではあるものの、全てのアクションがアドバンテージに繋がり、生物・除去の質の良さも手伝って、ビート・コントロール双方に強い行動を迫っていく事が出来る「パワーの高い」デッキでした。
しかしながら「遅い事はそれだけで万死に値する」エターナル環境では中々活躍が難しく、かといってマナ加速を採用すると《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》の威力が下がるというジレンマを抱えていた為、中々勝てるアーキとして確立されることはありませんでした。
しかし《死儀礼のシャーマン》の登場により状況が大きく変わります。。
マナ加速でありながら、続唱しても十分に中盤戦の戦力となりえるこの超性能生物の登場で、上記の血編みジレンマが解消されたことになりました。
加えて、《突然の衰微》という優秀な軽量除去を手に入れた事で、更にメインボードの万能性が高まり、十分に選択肢として採り得るレベルにまでデッキパワーが高まっています。
・デッキリスト比較
12/02 SCG Baltimore 14位/287人
"RtR後Jund"として最初に結果を残したのが恐らくこのデッキ。
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9696&iddeck=70797
レシピがすっきりとしていて好みだったのでコピって何度か回しました。
石鍛冶系ミッドレンジの打点の低さに辟易としていたので、タルモ+ハンデス
というデッキを久々に組みたかったというのもあります。
上記のスタン版とは違い、アドバンテージ能力はそこまで高い訳ではありません。
一方、生物の性能は極めて高く、マンランド&血編みにより奇跡コン相手にも戦える粘り強さがあります。
12/09 SCG Las Vegas
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9747&iddeck=71181
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9747&iddeck=71182
11位と12位に連続でジャンドが。
Kyle DunneのものはhymnとEternal Witnessでアドバンテージ重視
Scott Parisのものは1マナハンデスと5体目のタルモとしてOozeを取ったテンポ・打点重視
少し方向性が違います。
12/29 End of Year Hanau
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9882&iddeck=72053
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9882&iddeck=72054
194人中7,8位がジャンド。
7位のものは3マナ生物とDeedを採用したややモダン的なもの。
8位は上述のものとほぼ同じです。
01/06 GP Denver
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9908&iddeck=72235
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9908&iddeck=72241
2位、4位にジャンド。
このあたりからいよいよジャンドというものが脚光を浴び始めます。
予てから「死儀礼のにらみ合いに強い選択肢」が大事だと言っていましたが、メインに投入されたGrim Lavamancerはまさに最たるもの。
一方で代名詞たる血編みが減量され、殴り要因が減った影響もあってか十手はサイドアウトされています。
フル投入されたリリアナも、マナクリを落としてfogとして使い捨てる前提と思えば、如何に死儀礼ミラーが意識されているかがよく伝わってきます。
コンボ耐性が見た目以上に低いデッキなので、そういう相手にハメ要因として作用するリリアナは重要です。
・01/06 SCG Colombus 4位/325人
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9905&iddeck=72212
GPの裏で行われたSCG Openにもジャンドが。
此方は上のような創意工夫に辿り着いておらず、クラシックな構成。
とは言えリリアナは4枚フル投入されています。
さて、ここまで大型の大会で結果を残したものを列挙してみましたが、
並べてみた中から自分に合う構成を見つけたい所。
各人の趣味が出ているのは主に以下の点でしょうか。
・タルモゴイフ
4枚フル、5枚目以降にウーズ追加、寧ろ減らしてアド重視型に。
Jundの魅力を損なわない為にも、緑のハードアタッカーを4枚未満にする
のは気が進みません。
DrShamanを除去され、次の生物はScMから除去され…というのは負けパターン
なので、タルモを減らしてウーズを増やしている今の自分の形は気に入っては
いるのですが、本当はタルモを減らすことなくウーズも入れたいという所。
・Hymn
色拘束が強いのが難点。
稲妻を除去として採っている一方で生物は緑。
どちらかと色が被っていれば立ち上がり易いのですが、妨害色と
除去色、生物色が全て違うというのは難しいものがあります。
Dark Horizonsのマナ基盤を考える時も大事にしていたポイントなので、
あまり無視したくはないところです。
・不毛の大地orマンランド
4マナまで伸ばしたいこのデッキに不毛4枚投入というのはリスキーです。
無色をマナとして換算出来ない色拘束もあり、やるとしても不毛3枚以下か
土地を24枚に増やすかのいずれかでしょう。
・サイドボード
REBを取ってない僕がアホでした。
多分「メインで何に勝って、サイドで何を倒すか」という考え方でいくらでも
構築は変わると思います。
大味なデッキに見えますが、まずは75枚をしっかり作って、そのうえでメインをどうするかしっかり考えて配分を決めたい所です。
考察というよりただのメモになりましたが、こんなところで。
連日終電→朝4時まで→翌朝土曜も通常通り→終電でようやく終わり。死ぬ。
ということで華々しい活躍を残しているレガシー版ジャンドの考察。
・何故ジャンドなのか?
ジャンド続唱と言えばかつてスタンダードで猛威を振るったアーキタイプ。
もっさりとした動きではあるものの、全てのアクションがアドバンテージに繋がり、生物・除去の質の良さも手伝って、ビート・コントロール双方に強い行動を迫っていく事が出来る「パワーの高い」デッキでした。
しかしながら「遅い事はそれだけで万死に値する」エターナル環境では中々活躍が難しく、かといってマナ加速を採用すると《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》の威力が下がるというジレンマを抱えていた為、中々勝てるアーキとして確立されることはありませんでした。
しかし《死儀礼のシャーマン》の登場により状況が大きく変わります。。
マナ加速でありながら、続唱しても十分に中盤戦の戦力となりえるこの超性能生物の登場で、上記の血編みジレンマが解消されたことになりました。
加えて、《突然の衰微》という優秀な軽量除去を手に入れた事で、更にメインボードの万能性が高まり、十分に選択肢として採り得るレベルにまでデッキパワーが高まっています。
・デッキリスト比較
12/02 SCG Baltimore 14位/287人
"RtR後Jund"として最初に結果を残したのが恐らくこのデッキ。
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9696&iddeck=70797
レシピがすっきりとしていて好みだったのでコピって何度か回しました。
石鍛冶系ミッドレンジの打点の低さに辟易としていたので、タルモ+ハンデス
というデッキを久々に組みたかったというのもあります。
上記のスタン版とは違い、アドバンテージ能力はそこまで高い訳ではありません。
一方、生物の性能は極めて高く、マンランド&血編みにより奇跡コン相手にも戦える粘り強さがあります。
12/09 SCG Las Vegas
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9747&iddeck=71181
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9747&iddeck=71182
11位と12位に連続でジャンドが。
Kyle DunneのものはhymnとEternal Witnessでアドバンテージ重視
Scott Parisのものは1マナハンデスと5体目のタルモとしてOozeを取ったテンポ・打点重視
少し方向性が違います。
12/29 End of Year Hanau
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9882&iddeck=72053
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9882&iddeck=72054
194人中7,8位がジャンド。
7位のものは3マナ生物とDeedを採用したややモダン的なもの。
8位は上述のものとほぼ同じです。
01/06 GP Denver
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9908&iddeck=72235
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9908&iddeck=72241
2位、4位にジャンド。
このあたりからいよいよジャンドというものが脚光を浴び始めます。
予てから「死儀礼のにらみ合いに強い選択肢」が大事だと言っていましたが、メインに投入されたGrim Lavamancerはまさに最たるもの。
一方で代名詞たる血編みが減量され、殴り要因が減った影響もあってか十手はサイドアウトされています。
フル投入されたリリアナも、マナクリを落としてfogとして使い捨てる前提と思えば、如何に死儀礼ミラーが意識されているかがよく伝わってきます。
コンボ耐性が見た目以上に低いデッキなので、そういう相手にハメ要因として作用するリリアナは重要です。
・01/06 SCG Colombus 4位/325人
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=9905&iddeck=72212
GPの裏で行われたSCG Openにもジャンドが。
此方は上のような創意工夫に辿り着いておらず、クラシックな構成。
とは言えリリアナは4枚フル投入されています。
さて、ここまで大型の大会で結果を残したものを列挙してみましたが、
並べてみた中から自分に合う構成を見つけたい所。
各人の趣味が出ているのは主に以下の点でしょうか。
・タルモゴイフ
4枚フル、5枚目以降にウーズ追加、寧ろ減らしてアド重視型に。
Jundの魅力を損なわない為にも、緑のハードアタッカーを4枚未満にする
のは気が進みません。
DrShamanを除去され、次の生物はScMから除去され…というのは負けパターン
なので、タルモを減らしてウーズを増やしている今の自分の形は気に入っては
いるのですが、本当はタルモを減らすことなくウーズも入れたいという所。
・Hymn
色拘束が強いのが難点。
稲妻を除去として採っている一方で生物は緑。
どちらかと色が被っていれば立ち上がり易いのですが、妨害色と
除去色、生物色が全て違うというのは難しいものがあります。
Dark Horizonsのマナ基盤を考える時も大事にしていたポイントなので、
あまり無視したくはないところです。
・不毛の大地orマンランド
4マナまで伸ばしたいこのデッキに不毛4枚投入というのはリスキーです。
無色をマナとして換算出来ない色拘束もあり、やるとしても不毛3枚以下か
土地を24枚に増やすかのいずれかでしょう。
・サイドボード
REBを取ってない僕がアホでした。
多分「メインで何に勝って、サイドで何を倒すか」という考え方でいくらでも
構築は変わると思います。
大味なデッキに見えますが、まずは75枚をしっかり作って、そのうえでメインをどうするかしっかり考えて配分を決めたい所です。
考察というよりただのメモになりましたが、こんなところで。
コメント
UWミラクルに
SnTに
BUGに
上記を考えた上で、どのデッキに優位がつくのかをデータで出して構築していきたいね。
サイドも含めて、よりシェイプアップできそう
久々に練りがいのあるデッキ。
カナスレはあちらさんの構成(Stifleの有無、除去の枚数)と相手のプレイングの要素がかなり大きいけど、そこを関係なく有利に持って行ける方法が見つかればベストやね。
本気出すわ。
逆にuw miracleはhymn 囲いがあっても、トップに奇跡天使を仕込まれていると突然死がありました。(飛行を止める手段がないのと、疫病しか横に並べる手段を捌く方法がなかった。)針を取っていなかったため独楽への対策がとれなかったのが敗因かなと思いました。
stonebladeは終末、奇跡はありませんでしたが、未練と装備品の回答をしっかり取っておかないと上から十手剣で殴られてかなり苦戦しそうです。denverのレシピにあった古の遺恨と疫病はさすがの選択だと思わされました。
つたない体験談で申し訳ないですが少しでも参考になれれば。
遅効性なのが気がかりだけど、湧き出る飛行はタイブレイカーとして理想的やね。
衰微で割られる、とみるか、割られてもタルモが大きい、と考えるか難しいところやけど。
>きょうじゅさん
RuG相手は僕もおおむね同じ感想です。
死儀礼の為にフェッチを増やしている関係で、Stifleをしっかり取られているタイプだと苦戦は必至。
遺恨は効くところが狭いので難しいところですね。石鍛冶相手に負ける要素がそこしかないとは言え、丸くNature’s Claimにしたくなる事もしばしば。
疫病はDeedとの兼ね合いで枠がない事もありますが、寧ろその枠に「サイド十手」をとってみてはどうかと思っています。
苦花採ってると未練がだいぶ楽ですね。
引いてめくれてがっかりなときもありますが・・・
UWコントロール相手はエントリートがどうしようもありません。即死です。
サイド後も針程度では不十分なので、メタるつもりならチョークか殺戮遊戯が必要ですね。
SnTと同じ枠で対策したいので、そうなると殺戮遊戯でしょうか。
小回りの利く針も捨てがたいのですが…悩ましい所です。
Maelstrom Pulseを取っているなら針でも対応できるんですけどね。