《ダスクマントルの予見者/Duskmantle Seer》
2013年6月25日 MTG【スタン】 コメント (6)つよい
GTC発売の際にベタ褒めして以降特に活躍も無かった彼ですが、
最近になって漸く使われ始めている模様。
最初に活躍したのは4か月程前に現れた「BUG Aggro」
Young WolfやDreg MaulerといったBGの優秀軽量クリーチャーによるビートダウンを予見者が支える…という独特なデッキ。
自分の不死生物にも使えるRapid Hibridizationや、そこから繋がる軽量カウンター、Spell Ruptureの採用が更に特徴的です。
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=10862&iddeck=79297
一方、5月に入ってからはGrixis Midrageにこれを採用したものが登場。
http://www.thecouncil.es/tcdecks/deck.php?id=11012&iddeck=80457
実に好みだったので実際に組んで2~30回程回してみましたが、
なかなか予見者の強みを活かした構成になっています。
元々予見者は「相手も引く」という一点が忌み嫌われ、折角4マナ4/4飛行ライフロス強制能力というとんでもないスペックを持ちながら、多くの人の手に取られることなく今日までひっそりと生きていました。
しかしながら
①Grixisにとって1対1~1対2交換は得意分野
お互いが1枚ずつカードを引いている間はGrixisがゲームプランを握っていると言っていい。
②ライフロス能力が特にリアニメイターに対して有効
生き延びて何枚もカードを引く必要はなく、自身のパンチとライフロス、火力とSCMが居ればあっという間に相手のライフは溶けてなくなる。
環境最大手のリアニメイターに至ってはこいつを除去する手段が極めて少ない上に、《静穏の天使/Angel of Serenity》なんてめくらされようものなら即死が見えます。
《堀葬の儀式/Unburial Rites》の4点ですら非常に痛い。
といった点から、殆ど「メリット」と呼んで差し支えないレベルの能力であることが分かり、現在も引き続き調整中です。
現在形
4《ダスクマントルの予見者/Duskmantle Seer》
2《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》
4《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4《火柱/Pillar of Flame》
3《肉貪り/Devour Flesh》
3《イゼットの魔除け/Izzet Charm》
2《遠隔+不在/Far+Away》
3《雲散霧消/Dissipate》
3《熟慮/Think Twice》
1《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
3《灼熱の槍/Searing Spear》
2《ラル・ザレック/Ral Zarek》
12 Shocks
12 M10s
こんな感じ。
攻めて守ってライフゲインはカードに変わる、スーパークリーチャー《夜鷲》を増量。3ターン目にコイツを置くのが一つの分岐点になります。
その後は予見者に繋げてそのままライフを強引に押していくなり、土地をしっかりと伸ばして《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》に繋ぐなりすれば自ずと勝てる筈。
《ラル》は夜鷲に警戒を付与しつつ、火力の射程外になりがちなワームトークンその他ファッティを処理するのに一役買います。
《雲散霧消/Dissipate》が少し浮いて見えますが、予見者モードに入った後確実に勝ちに行く為に欲しかったり、2T目までを除去に費やして初動を潰してからのダメ押しとして使えたりとても便利。3枚というのがいい塩梅。
逆に怪しいと思っているのは《熟慮/Think Twice》で、ここを《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》に替えた上で《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》を投入するなんてのも悪くないと思います。
あとはインスタントタイミングでこそ動けませんが万能選手である《戦慄掘り/Dreadbore》もあれば便利。除去の選択に迷えるのはGrixisの特権です。
本当にスタンはライフ20点の削り方が豊富で楽しい。
コメント
生産性のない煽りは自分のトコでやって、どうぞ。
>J
寧ろエスパー吸血鬼って強くない?と思ってます
>ジオン軍さん
カバセラあったらアリクラがヤバいヤバい