BerserkやShow and Tellの再録に湧いたConspiracy 2。

同時にそれは、白き《帝国の徴募兵》と歩く《虚空の杯》によるDeath and Taxesの強化というニュースを連れてきた。

D&Tユーザーからは3マナ域が大渋滞という嬉しい悲鳴も上がっている。



本当に?

いや、何にでも懐疑的になるのは大事なことだが、流石にそのカードパワーを疑っているわけではない。

逆なのだ。

これが単なるD&Tの強化で済まされる話なのか?というのがポイントなのだ。



かつて、非難を覚悟で過去形を使うが、Maverickというアーキタイプが存在した。

マナカーブに沿ってセレズニア・カラーの優秀な生物を次々と繰り出すこのデッキは、《スレイベンの守護者、サリア》の登場により、コンボデッキにも勝ち得る正統派ビートダウンとして名を馳せた。

しかしその全盛は続かず、たった1枚の、1マナの、マス・デストラクション、《終末》によって文字通り根絶やしにされてしまったのだ。




今、その喪われたアーキタイプが蘇ろうとしている。




Sample Deck

Maverick

4 Noble Hierarch
4 Mother of Runes
4 Thalia, Guardian of Thraben
4 Stoneforge Mystic
1 Qasali Pridemage
1 Scavenging Ooze
4 Knight of the Reliquary
4 Sanctum Prelate

3 Green Sun’s Zenith
4 Swords to Plowshares
1 Umezawa’s Jitte
1 Sword of Fire and Ice
1 Batterskull

1 Dryad Arbor
4 Windswept Heath
2 Wooded Foothills
2 Arid Mesa
4 Wasteland
2 Savannah
1 Horizon Canopy
3 Cavern of Souls
1 Karakas
2 Forest
2 Plains



遂に忌まわしき「仕組まれた奇跡」を乗り越えたMaverickは、再びクロック・パーミッションではない愚直なビートダウンを環境に呼び戻す。

世は太平こともなし、
健全なビートダウンを拒絶するペテンの奇跡と、
押し込み強盗の如きコンボ・デッキ破れたり。

…とはいかないのがレガシーの業の深さであり。




終末論者達はさらなる打開策として、変幻自在のマナコストを有する《仕組まれた爆薬》を備えてやってくる。

コール3?なら4は?メインに5(Through The Breach)も忍ばせておいたよ…と抜かりのないSneak Show。

ANTは…ANTはどうすんだろうな。これ(突然の投槍)



それだけではない。

2種類以上の除去を持たないデッキは少なくない。一度Prelateが登場すれば、一気に機能不全に陥ることも珍しくないだろう。
Cavern of SoulsからT2に登場しようものならたまったものではない。



さて、ではこのSanctum Maverickは絶対王者たり得るのか?

否、そうと決めつけるのはまだ早い。

なんせこのデッキ、EldraziやD&Tには搦め手の殆どが効かず、何がしたいの?と不思議そうに撲殺されるのが目に見えている。

除去の薄さ故にDelverに瞬殺されることだってあるだろう。


ここをどうカバーするのか?

サイドからごっそり除去と入れ替える?
ライフレースに極めて強い赤白剣でもいれてみる?

ReanimateやTESのような初動が早いコンボはどう受ける?

Surgical Extraction, Faerie Macabre, Leyline of Sanctity…

T0から動ける対策はないではないが、両方を見るのは流石に欲張りすぎだろう。




無論、理論上最強デッキなんてものは存在しないのだけれど、

それくらいの存在感がSanctum Prelateにはある。

帰国したら折角Full FoilにしたSultai Cascadeも
解体しないとなと思うくらいには、ある。
死ね(直球162km/h)

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