眠れる奴隷

需要がないのは分かってるのに中途半端が嫌いな性分が止めてくれなかった。






５６巻
『相殺独楽』の能力の中では、このボブのアドバンテージは消し飛び……
そして全てのサイモンクは、このロックの中で撃たれた除去を覚えていないッ！

『《剣を鍬に/Swords to Plowshares》は対応して独楽ドロー』……
『《名誉回復/Vindicate》は、消えた瞬間を《炎渦竜巻/Firespout》さえ認識しない！』
『《殺し/Snuff Out》』だけだ！！この世には『《殺し/Snuff Out》』だけが残る！！


５６巻　
WotCは自らの手で、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を始末するために、
オレたちに《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》を『コモンで普及』させた……
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》なら、墓地を数える奴が「0/1」になるからだ。

許す事ができなかった。
そんな物をサイドインして、自分は墓地を利用しない事はできなかった。
だから「《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt》」をサイドインした！



虹のイフリート『オレは「正しい」と思ったからやったんだ。後悔はない…
M10ルールとはいえ、オレは自分の「信じられる戦闘ダメージ」をスタックに積みたい！』


５６巻
「地雷」に流され、《実物提示教育/Show and Tell》をするなんて……
あんたの不良在庫はあるが、高騰する事とはとは別だ…

あんたはメタを見ていない…ネタだけでこの世界を生き抜く者はいない。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》なくして、ぼくらは生きられないんだ…。


忘られた古霊『…オレももともとよォ～～使い道や、入るデッキなんてどこにもなかった男だ…
このレガシーの環境からはじき出されてよォ――オレの落ちつける所は………

ＥＤＨ、あんたといっしょの時だけだ……。 』




「《不敬の命令/Profane Command》」してくれよ…。
「いっしょに畏怖フルパン！」って、モードしてくれるのなら、
そうすりゃあ、ライフロスがついてくる。　相手がエルフなら、何も怖くないんだ…



おまえが決めるんだ……自分の「選ぶモード」は……自分が決めるんだ……

だが、忠告はしよう。
「マイナス修正」だ。…苦花には向いてない。



黒コンは……《たい肥/Compost》に見捨てられた………。

オレも昔……見捨てられた……
《真髄の針/Pithing Needle》からも…《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》からも……見捨てられた……
同じだ……黒コンと「ＡＴＳ」は、なんか『似てる』……。




「レガシーってよォ～～～……あるよな。
　あれってよォ――ッ、《Demonic Tutor》とかはさあ、入れちゃっていいわけ？」

「ああ？そいつはダメだろーな。
　サーチとか、超ドローはヴィンテとかのもんだからな。
　《記憶の壺/Memory Jar》とか使ってるデッキも、きっとダメだろうよ。」

「へえええ～～～！！《記憶の壺/Memory Jar》もダメ～～～？
　でも、その方が環境的にいいのかなあ～～～？」

「じゃあさ！じゃあさ、やつら《魔力の櫃/Mana Vault》とかさ、《Sol Ring》はどうしてんの？
　サーチ関係ないじゃんよォ。」

「そりゃ当然、１キルがダメってフォーマットならよォ、
　森フェッチして、《極楽鳥/Birds of Paradise》とか並べてるんだろーがよ。」

「うっへェー、そりゃスッゲ気合入ってるわッ！
　サーチする時も、《悪魔の意図/Diabolic Intent》とか使うのかなぁ～。
　きっとストーム足りねーぞ。」





あたしは…《集団意識/Hive Mind》のためだけのためにデッキを組んでいる…
自分だけの真の満足のために…
そして自分の満足のため、ANTを「先手１キル」したいと思っている…
「ネタ乙」と言われる事のために行動している……

でも、あたしには…《もみ消し/Stifle》が買えないわ…






５９巻
わたしは「レーティング」だけを求めてはいない。
「レーティング」だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ………
近道をした時、愛情を見失うかもしれない。
やる気もしだいに失せていく。

大切なのは、『愛するデッキで勝ちあがる』だと思っている。
向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は緒戦がANTだったとしても、
いつかはたどり着くだろう？当たり運が良ければな。
…………違うかい？



以前、オレは…Tier 1になりたいと思っていた…
前環境のころから……ずっと、りっぱなTier 1に……なりたかったんだ……

かつてスレショ末期のような「野心」をいだいていた事もあった……
でも、だめにしちまった……Team Americaってデッキがな……

くだらないデッキさ、なんだって途中で終わっちまう。
いつだって途中でコンボに当たっちまう……。








５９巻
コストパフォーマンスはトップクラス…………
４マナの時、5/5飛行と称して、マグロ状態のアグロロームを４パンで沈め、
黒使いから称賛された事があるが、
しかし、その実は…………

エルフたちに、得体の知れない10/10を出されてクロック負けするは、
ソープロ１枚で沈むは、
『墓地があと４枚足りない』などの絶望的な状況で３ターン沼を引き続け、
ペインターに殴り殺されている……



６０巻
３球か！？　マナコスト３点ほしいのか！？　
３マナ…ギャサんぼめ！！



この２枚、相性が良すぎる！　今まで出会ったどのシナジーよりも！

ライブラリが全部青いカードに指定されているコンボか、チクショオ！


６０巻
「さっきと同じ手は…二度とくわねえッ！
　よくもやってくれたよなぁぁぁぁぁ、《ファイレクシアのうろつくもの/Phyrexian Prowler》を……
　…じゃなくて…《墓をこじ開けるもの/Gravegouger》………は違う…
　うぐぐ……《沈泥を這うもの/Silt Crawler》でもなくて、《断層を渡るもの/Fault Riders》…」

ブチャラティ
「《法をもたらす者/Lawbringer》か？」

セッコ
「知ってんだよオオォォッ！！
　メインから対人メタか、うう…うう…うおお、おっ、おっ、オメーはよォォォォ。」



勝ち筋には……『２つの場合』があると思うんだ。
ひとつは、絶望が…希望に変わった時…勝ったッ！と感じる。

そして勝ったッ！と感じる『２つ目』の状況は…！！
土地事故った奴をシステムクリーチャーで殴り倒す時だあああーーーッ！！

やったッ！見せろッ！残ライフをッ！
わたしに絶望の残ライフをッ

よおーく見せるんだッ！
ハンドが尽きて…命を終える瞬間の顔をッ！

《思考囲い/Thoughtseize》を自分の方に《誤った指図/Misdirection》しながら、
２ロスしていけえええええええええええ
うわはははははははははははははははは



無理ゲー（投了）




『《テフェリーの島/Teferi’s Isle》は　月・水・金』




６１巻
ところで「Negater」ってさあ、「逃げーたー」、って聞こえない？
なあ～？バーンの先生よォォォォォ。




これは「試練」だ。
ドレッジに打ち勝てという「試練」と、オレは受けとった。

デッキの成熟は…………１キルコンボに打ち勝つことだとな…
え？　おまえもそうだろう？　

ドレッジは…………メッタメタにしてやっても、
《黄泉からの橋/Bridge from Below》から…………ミミズのようにはい出てくる……。





６２巻
オ…オレ…、故郷に帰ったら、ヴィンテージやるよ…
頭悪いって、他のヤツにバカにされるのも、けっこういいかもな…

１マナの３ドローがしてえ！
2Bでなんでも使える、本物の墓地利用カードだ！
《Time Walk》も回収しよう！





６３巻
あたしも…………乗り越えるわ…………
マルカから受け継いだ…「理論上最強デッキの称号」に、ビクついて逃げたりもしない…！！
相手がLandstillなら……なおさら《根絶/Extirpate》しきってやる。


オレをよく見ろッ！　ふさわしいのは誰か！？
もう一度、よく考えろ！　この世で「ボードコン」を語るにふさわしい王は誰か！？

「場」を支配するには、貧弱なハンデスではつとまらないッ！！



《思考囲い/Thoughtseize》……オレは…生き返ったんだ。
新エキスパンション…ローウィンで、おまえと出会った時…
《強迫/Duress》を裏切った時…にな…。

ゆっくりと死んでいくだけだった…オレの１Ｔアクションは。
生き返ったんだ……おまえのおかげでな…………

万能というのは、こういうことだ…………
これでいい、気にするな…………
みんなに「ゴブリンでも落とせる」と言っておいてくれ…



よくも！！　こんなーッ！　…とるにたらない…ミシュランのために…………！！

このるつぼに回された組立作業員どもが！！
この私に対して…………！！



誰が言った言葉…………だったか…………

『我々はみな、サイクリングで出た兵士』…

ライブラリトップの《謙虚/Humility》は、我が『《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》』を、
無敵の頂点に選んだはずなのだ………
これは『兵士』ではない。



生き残るのは…………8/8の「ドライアド」だけだ……
決して《滅び/Damnation》はしない…………

《仕組まれた疫病/Engineered Plague》で死んだ……兵士も…組立作業員も…
しかし、彼らの行動や、意志は滅んでいない…………
彼らがこの「+1カウンター」をぼくに手渡してくれたんだ。

そしておまえの行動が、ビートダウンから出たものなのか…………
それとも、うわっ面だけのジリ貧から出たものなのか？
それはこれからわかる。

あんたは、はたして滅びずにいられるかな？



《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》！！
おまえには、ゲインできなかった事を後悔する時間をも…与えんッ！！



実際ニ起コル『StP』に到達スルコトハ、決シテナイ！
ワタシの前ニ立ツ者ハ、何枚ライブラリにアロート、絶対ニ！引クコトハナイ。

コレガ、『《根絶/Extirpate》』


兵士トークンはもう、場に出ることはない。
特にヤツが「+3飛行」を得ることは、決して……
《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》というファッティにさえ、到達することは決して…

謙虚じゃないのが『《謙虚/Humility》』
それが『《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》との泥沼コンボ』



…それでいい……気にするな……
オレたちがここまで到達したことが……完全なる勝利なのだ。
これでいいんだ、全ては…

Tier 1.75とは『眠れる奴隷』だ……
オレたちはそれを解き放つことができた……
それが勝利なんだ……











番外編

《墓忍び/Tombstalker》ってよォー、もしボブったら「強いのか」？　それとも「弱いのか」？

ライフレースを深ーく考えるってことはよォーーー、
『勝利まで後何歩か？』につながるからよー、
とっても大切なことだと思うわけよ。

……でな！！　ライフを捨てて生きてる奴いるよな？
《肉裂き怪物/Flesh Reaver》とか《疫病スリヴァー/Plague Sliver》とか《にやにや笑いの悪魔/Grinning Demon》とかよォ～～～～ッ、
そーいったスーサイドファッティってのは、トップ卓では出ねーー、

なぜか？
痛くて、とても殴りに行けたもんじゃあねーからだ！！　痛いんだよ！
いい？　みんな？　《肉裂き怪物/Flesh Reaver》はレガシーじゃ使えねー。　ここまでいい？

一方でよ、『苦花』ってエンチャント知ってる？
苦花はファッティじゃねえ…………1/1しかない飛行なんだ。
1/1はフツー、後半は弱くてセラピーの餌になるんだが、
花は後半までオイしく戦える……。　１体じゃあないからだ。

こー考えるとだなあー、オレたちが強いって言ってるカードは、
全てアドバンテージの塊なんなんだよ。
蛇・ボブ・リングリーダーーッ。　いいアドエンジンの餌ほど、強いエンジンになる。

つまり結論ッ！
『《にやにや笑いの悪魔/Grinning Demon》』はアンモーフしない方が強いんだ。　












歴史の頂点に輝くかの「ズヴィ・モーショヴィッツ」が言った言葉がある…

『わたしはデッキを構築する時…先入観を持たない。
　「デッキ」自体が、すでに入れるべきカードの選択を定めているからだ……
　わたしの手は、そのカードを紙束の中から取り出してやるだけなのだ』

…………と。

ズヴィは、「究極のデッキ」は、考えてから彫るのではなく、
すでにメタの中にソリューションとして「内在している」と言っているのだ。
彼は組みながらソリューションを見ることができた芸術家なんだ。

われわれはみんな「メタゲームの奴隷」なんだよ。
それがぼくのDeck――「The Solution」の意味なんだ。


彼らがこれから歩む『苦難のサイド後』には、何か意味があるのかもしれない……

彼らの苦難が……どこかの誰かに「ソリューション」として伝わって行くような、
何か大いなる意味となる始まりなのかもしれない…

無事を祈ってはやれないが、彼らが『眠れる奴隷』であることを祈ろう……
目醒めることで…停滞したクロックパーミの海を切り開いて行く、
『眠れる奴隷』であることを…