12年の時を超えて感動を与えてくれるアトラスの名作
2013年6月20日 日常 コメント (5)ペルソナ2 罰/Eternal Punishment
…真・女神転生4?何を言っているんです?
今までやったRPGの中で一番好きな作品。かもしれない。
PSP移植版は発売から1年程放置していたのですが、漸く手に取って半月程でアディショナルシナリオ含めクリア。
…やっぱり素晴らしいね、このストーリー。
3以降しかペルソナを知らない人は損していると断言する。
「噂が現実になる」というとんでもない設定すらも壮大な伏線にしてしまった前作「罪/Innocent Sin」も素晴らしかったけど、主人公パーティの年齢層が上がり、より陰鬱で重厚になった「罰」の方が好き。
以下ネタバレ含むのでやる予定の人はback推奨。いないだろうけど。
・メインシナリオ
今回も「新生塾事件の鍵を握る人物」はやはり南条くんを選択。
エリーが嫌いな訳ではないけれど、久々に神取鷹久と戦いたかった。
這い寄る混沌の傀儡に成り下がった言霊神取と相対した時の南条くんの複雑な心理描写が良い。
神取自身も「女神異聞録」の頃に比べ、より厭世的で皮肉な物言いをさせることで「ニャルラトホテプが造った人形」になってしまったことを感じさせるあたり憎い演出。
崩れゆく海底遺跡で千鶴と心を通わせる一瞬は屈指の名シーンだと思う。
エリー編は2週目で。
あと今回初めて天誅殺を御前に叩き込んでみた。
特殊演出でもあるのかと思いきや、普通に8000と表示されて戦闘終了。
味気ねえ。
そしてもう一つ、今回やってみたのが「栄吉・ギンコの記憶を呼び覚ます」という選択。
モナドマンダラでシャドウの挑発に対し「間違った選択」をすると、「罪」メンバーの記憶が一人ずつ解放されていく=「罰」の世界が崩壊するという仕組み。
正解とされている選択肢を選ぶと、各メンバーの克己の叫びが聞ける(特に克哉の「半分当たりで半分ハズレだ!」)のでいつもこちらを選んでいたのですが…
記憶を取り戻してしまった栄吉に「タッちゃん!」と呼ばれた瞬間涙が出そうになった。
親友たちの記憶を刺激すまいと孤独に戦ってきた達哉にとって、この一言が如何ほど胸を揺さぶったことだろうか。
ギンコの「チンヤン!」も殺傷能力高すぎてヤバい。
とかいって調子に乗ってニャルラトを強化しまくっていたら
当然の如く拡散閃影殺で舞耶が落ちまくった。様式美。
・アディショナルシナリオ①「孤影」
OP~空の科学館~理学研究所の間の達哉の行動を追うシナリオ。
最初はイマイチかなと思ったけど、「罪」ラストの歴史改竄によって達哉の代わりに何の関係もない子供が須藤竜也に殺された、という暗すぎる事実が明らかに。流石アトラス。流石ニャルラトホテプ。
正直単身で理研を走りまわるのはクソ面倒だったけど、実は舞耶たちと別れたあとに栄吉と行動を共にしていたというくだりでは、ニヤリとさせられるやり取り多し。
ニャルの呪縛によってどす黒い衝動が達哉に芽生えていくシーンなんかは中々見ごたえがあって◎
アディショナルシナリオ②「無影無踪」
サトミタダシ カダスマンダラ店
うらら「ぎゃあああ!名状しがたいいいいいいいい!」
パオフゥ「いあいあ、大変なことに」
冒涜的カニ缶
…えらくまたクトゥルー推しな…
ヴィローシャナとの禅問答が始まった時は随分と固いシナリオかと思いきや
後半のダゴン⇒オールドワン⇒大いなるクトゥルフ⇒無貌の神ラッシュに圧倒。
で、先ほどアディショナル終わらせ本編も終了。
ニャルラトホテプに引導を渡したのは奇しくも達哉アポロのノヴァサイザーでした。
最終ペルソナは
舞耶 シヴァ(マカカジャ追加・メギドラオン係A)
うら ギョクコウジョウテイ(慈愛の祈りでマハマカ係)
克哉 ヴィローシャナ(核熱係A)
パオ ヴィシュヌ(核熱係B・メギドラオン係B)
達哉 アポロ(こだわり)
でした。
ブラフマーを召喚しておいて結局使わず。
最終戦で達哉に喋らせたかった。
とりあえず満足。
2週目はレベル1桁ペルソナ縛りでもしてみるか。
コメント
若干のポリゴン感を残したあの準レトロゲームですねw
PSP移植版しか遊んだことないですけど…
アトラス作品は本当に面白いです
3.4とは違いペルソナの役割が若干違いますもんね
懐かしいですね~。
EDも含めて味のあるStoryでしたね・・・。PSP版も欲しいのですがでもフルプライスは買う気になれない・・・。
正直、3や4以降は全くの別物に思えます。
サトミタダシの「HP回復するなら~」の曲がいまだに忘れられませんw
攻略サイト見たら同じこと書いてあってわろた。様式美
>※専用ペルソナで挑むと舞耶が拡散閃影殺でバタバタ落ちるのでラクカジャやテトラカーンなど対策を。
罰の記憶
・達也のがなぜか加入時からLV99
・最終決戦のパオフゥのペルソナが、突然変異しまくったLV22のヘルとかいうペルソナ
・PSをつけっぱにして、防空壕で一週間何かを探していた、が見つからず
・時計屋?の主人は実は・・・
もうあれが準レトロになってしまうんですね…
アトラスとサガがなければ僕の人生は少し違っていました。
>Hさん
PSP版は中古でも良いので購入されることをお勧めします。罰のみ。
追加シナリオが原作ライターの里見さんである時点でやらない選択肢はないです。
>おっさん
あまりにも死ぬのでギョクコウとシヴァを入れ替えた。耐えてくれるマッスルうらら偉い。物理弱点のアルテミスは自殺行為。
ヘルはあるある。合体魔法に困らない。
時間城の主は噂で生業を左右されることを楽しんでいたからね。どう見てもN本人。
はじめましてりょーちんさん
私も今までやったRPGの中でこの作品が一番好き、異聞録と合わせて、まさに人の成長の物語と思います
里見さんいわく「ペルソナは、人間そのものを語るものだと思っています」
対して橋野さんの考えは「学園物でペルソナが出てくれば、それは『ペルソナ』なんだ」
3以降のペルソナとの最大の違いは、多分ここですね・・・
機会があれば、メールでこの作品についてもっと語りたいので
もし都合悪くなければ、おメールを教えてくれませんか?
りょーちんさんに迷惑をかけないように、月に1回だけでいいので