BMOで使用したBUG Cascade
2016年3月24日 Magic: The Gathering コメント (1)そう言えば何も書いてなかったので。
そこそこ勝った時はちゃんと解説を書く。
全ては日本レガシー界の発展の為。
リストは以下。
http://modestmouse.diarynote.jp/201603211810392226/
先日のBMO Sunday LegacyでBUG Cascadeを使用し4位でした。
そもそもBUG Cascadeを使用した理由は
・Miraclesに強いらしい
・確実に増えるEldraziにおそらく有利
・その二者に有利なコンボデッキにも勝てなくはない
という判断によるものでした。
一方、苦手なのは
・Stifleによるマナ否定を主軸としたURx
・衰微デッキの宿命、Lands
・白力戦を積んだSneak
というのが少しまわしてみた印象。
ただしURxは爆発的に増加したCotVに対応すべく、Stifleを減らす傾向にあるだろうという予測に基づき、Landsを諦めるつもりでこのデッキに決めました。
…さて、お気付きの方もいらっしゃるでしょうがここまで全部脳内。
実際に当たってから思い出す辛い相手もいるでしょうが、自分の分析を信じていざ。
ただ、その際大事にしたのは
「何故奇跡に有利なのか」
「不利とされる相手に勝つ為にはどういうマリガンが必要か」
という思考です。
漫然と回して勝てるなら誰だって使うはずですし、このデッキに辛酸を舐めさせられて反逆の一手を研ぎ澄ましてきたプレイヤーもたくさんいるはず。
そこを一歩掘り下げて考えることで、今回の「初回し4位」という結果が付いてきたのだと思っています。
閑話休題、そういった思考の結果、やや特殊な調整を加えることにしました。
一つはLiliana of the Veilの解雇。
もう一つはCreeping Tar Pitの増量。
対奇跡では圧倒的なアドバンテージ、相殺に対する完璧な回答を有するCascadeが有利とされています。
しかしながらここには穴があり、Entreat the Angelsを咎める手立てがなく、小慣れたプレイヤーならLilianaを逆に利用してFoWを捨てさせた後、悠々と巨大なEntreatによるワンショットを狙ってくるはずです。
かつ、戦闘以外でJaceに触れる手段を持たない為、一度Terminusを仕込んだままJaceに着地されると、山のような除去を前に屈するのは目に見えています。
その二つの負け筋を消すべく、今回はLilianaをMaelstrom Pulseに差し替えるという選択を取りました。
誤解なきように言っておくと、Lilianaは間違いなく類稀なるパワーカードであり、絶対的に弱いということはあり得ません。
今回は、自分の思考回路に合わせるために不採用としただけの話です。
ここまで言えば説明不要でしょうが、Tar Pitの増量も対奇跡を睨んでの事です。
あとは独特なのはサイドボードぐらいでしょうか。
直前までTsabo’s Webを取ろうかと悩んでいましたが、最終的にLandsは「もし当たったらお祈りFoWタルモ、ダメならやむなし」という割り切りをしました。
SEはそこら中に土地系デッキが溢れており、辛い相手とはいえFoWで捲れるDragon Stompyを踏んだのは、相対的に僥倖と言えたのかもしれません。
SE2のSneak Showは脳内調整の限界が露見しました。
ハンデス以外の妨害が極めて薄いCascadeにとってSDTが非常に辛く、「聞いてないよ!」という気持ちさえありました。
hymnの当たりが弱かったこともありいいとこ無しの敗北でしたが、ここはまだまだ調整しろがあったように思います。
実際、様々なCascadeのリストを見ていると、Agentを抜ききってFlusterstormで戦えるようチューンされたものに驚かされたり…と。
最後に、BUG Cascadeは強いデッキですが、あくまでメタの産物だとも思っています。
Grixis PyromancerとLandsが根強く残るメタでは決して選択し得ないアーキタイプどあり、スイスを抜けることは出来ても勝ちきることは難しいでしょう。
Cascadeというシステムの都合上、サイドボードによる最適化が難しいというのも理由の一つです。
なので今後も使い続けるか、今回きりの一発芸か…それは自分にもわかりません。
何事もなかったかのように再びJeskaiを手にしていることもあるかも知れません。
幸か不幸か、次にLegacyを出来るのはおそらく次回BMOになりますが、その日まで考えることを諦めずに暫し静観の日々を送ろうか、といったところです。
その日まで、皆様よきLegacy Lifeを。
そして願わくば、エキサイティングなCascade Lifeを。
そこそこ勝った時はちゃんと解説を書く。
全ては日本レガシー界の発展の為。
リストは以下。
http://modestmouse.diarynote.jp/201603211810392226/
先日のBMO Sunday LegacyでBUG Cascadeを使用し4位でした。
そもそもBUG Cascadeを使用した理由は
・Miraclesに強いらしい
・確実に増えるEldraziにおそらく有利
・その二者に有利なコンボデッキにも勝てなくはない
という判断によるものでした。
一方、苦手なのは
・Stifleによるマナ否定を主軸としたURx
・衰微デッキの宿命、Lands
・白力戦を積んだSneak
というのが少しまわしてみた印象。
ただしURxは爆発的に増加したCotVに対応すべく、Stifleを減らす傾向にあるだろうという予測に基づき、Landsを諦めるつもりでこのデッキに決めました。
…さて、お気付きの方もいらっしゃるでしょうがここまで全部脳内。
実際に当たってから思い出す辛い相手もいるでしょうが、自分の分析を信じていざ。
ただ、その際大事にしたのは
「何故奇跡に有利なのか」
「不利とされる相手に勝つ為にはどういうマリガンが必要か」
という思考です。
漫然と回して勝てるなら誰だって使うはずですし、このデッキに辛酸を舐めさせられて反逆の一手を研ぎ澄ましてきたプレイヤーもたくさんいるはず。
そこを一歩掘り下げて考えることで、今回の「初回し4位」という結果が付いてきたのだと思っています。
閑話休題、そういった思考の結果、やや特殊な調整を加えることにしました。
一つはLiliana of the Veilの解雇。
もう一つはCreeping Tar Pitの増量。
対奇跡では圧倒的なアドバンテージ、相殺に対する完璧な回答を有するCascadeが有利とされています。
しかしながらここには穴があり、Entreat the Angelsを咎める手立てがなく、小慣れたプレイヤーならLilianaを逆に利用してFoWを捨てさせた後、悠々と巨大なEntreatによるワンショットを狙ってくるはずです。
かつ、戦闘以外でJaceに触れる手段を持たない為、一度Terminusを仕込んだままJaceに着地されると、山のような除去を前に屈するのは目に見えています。
その二つの負け筋を消すべく、今回はLilianaをMaelstrom Pulseに差し替えるという選択を取りました。
誤解なきように言っておくと、Lilianaは間違いなく類稀なるパワーカードであり、絶対的に弱いということはあり得ません。
今回は、自分の思考回路に合わせるために不採用としただけの話です。
ここまで言えば説明不要でしょうが、Tar Pitの増量も対奇跡を睨んでの事です。
あとは独特なのはサイドボードぐらいでしょうか。
直前までTsabo’s Webを取ろうかと悩んでいましたが、最終的にLandsは「もし当たったらお祈りFoWタルモ、ダメならやむなし」という割り切りをしました。
SEはそこら中に土地系デッキが溢れており、辛い相手とはいえFoWで捲れるDragon Stompyを踏んだのは、相対的に僥倖と言えたのかもしれません。
SE2のSneak Showは脳内調整の限界が露見しました。
ハンデス以外の妨害が極めて薄いCascadeにとってSDTが非常に辛く、「聞いてないよ!」という気持ちさえありました。
hymnの当たりが弱かったこともありいいとこ無しの敗北でしたが、ここはまだまだ調整しろがあったように思います。
実際、様々なCascadeのリストを見ていると、Agentを抜ききってFlusterstormで戦えるようチューンされたものに驚かされたり…と。
最後に、BUG Cascadeは強いデッキですが、あくまでメタの産物だとも思っています。
Grixis PyromancerとLandsが根強く残るメタでは決して選択し得ないアーキタイプどあり、スイスを抜けることは出来ても勝ちきることは難しいでしょう。
Cascadeというシステムの都合上、サイドボードによる最適化が難しいというのも理由の一つです。
なので今後も使い続けるか、今回きりの一発芸か…それは自分にもわかりません。
何事もなかったかのように再びJeskaiを手にしていることもあるかも知れません。
幸か不幸か、次にLegacyを出来るのはおそらく次回BMOになりますが、その日まで考えることを諦めずに暫し静観の日々を送ろうか、といったところです。
その日まで、皆様よきLegacy Lifeを。
そして願わくば、エキサイティングなCascade Lifeを。
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